温度のバリアフリーは健康住宅の必要条件
健康住宅としてはシックハウス対策以上にもっと
大切かつ深刻にもかかわらず、
ほとんどの方がご存じない要素、
それは「家の中の温度差」による健康被害。
いわゆるヒートショックと呼ばれるものです。
例えば、脳卒中や心疾患等の血管系の病気で
亡くなる人は約28%。
その原因として最近注目されているのが「家の中の温度差」。
特に寒い冬場、浴室やトイレ等で亡くなった方の
多くは「家の中の温度差」によって血管系の疾患を
起こしている事は、かなり前から大学の専門家などから
警鐘を鳴らされていました。
断熱・気密性能の悪い家は家全体を温めるのには非常に
大きなエネルギーを必要とする為、住人は自分の居る
部屋だけを温めています。
その為、使っていなかった部屋や廊下、浴室等は非常に
寒く、リビング等の居室は暖かい状態となり、ヒート
ショックの起きる危険な環境が出来上がります。
「温度のバリアフリー」は健康住宅の絶対条件だったのです。
お子様のアレルギーも温度バリアフリーで改善
近畿大学の岩前篤教授によると、断熱性能を
3・4等級、それ以上と向上させていくと、
気管支喘息やアトピー性皮膚炎、アレルギー性
鼻炎等の症状が右肩上がりに改善していく
といった調査報告が発表されています。
室内温度が一定になる事で、基本的な体力が
失われにくくなり、病気の発生率が低くなったと
考えられています。
「温度のバリアフリー」 は高齢者だけでなく、
小さなお子様にとっても健康住宅の絶対条件と言えます。