こちらのお宅のオーナー様は、お二人ともすでにリタイヤされているご夫婦です。
すでにお子様たちも独立されており、夫婦ふたりで快適な第二の人生を満喫されるために低燃費住宅の家をお選びいただきました。オーナー様からのご希望は、以下のようなものでした。
1)将来の生活を考慮に入れて、段差のないバリアフリーの間取りにしたい
2)ふたりとも高齢になるので、立ったり座ったりといった動きが負担になることも考えたい。よって、イスの生活ができるフローリングのリビング&ダイニングがほしい。できるなら、和室もほしい。
3)窓が小さくモダンなデザインの家もいいが、外の景色が見える大きな窓もつけたい。
私たちは、こうしたご要望に全力でお応えしました。
高齢なご夫婦のふたり暮らしということでしたので、一般的なバリアフリーの家の考え方に加えて、低燃費住宅ならではの特長である「温度のバリアフリー」ということについてご説明をさせていただきました。
オーナー様は以前のお住まいで、そうした「部屋ごとの温度差」の問題に直面していらしたため、
「外気温に影響されにくく、家全体の室内温度や湿度がほぼ一定に保たれている」
という低燃費住宅最大のポイントに、とても興味を持っていただきました。
「ヒートショック」と言われ、近年問題になっている「部屋ごとの温度差」の問題とも無縁になるということは、ご高齢のご夫婦にとってはとくに重要なことだと実感しました。
環境先進国であるドイツの高い水準をクリアする「世界基準」で建てられた、日本最高レベルの「低燃費住宅」の素晴らしさを、これからも多くの方に届けたいと考えています。