上棟式〜建築の神様〜

DSC07606

皆さん、こんにちは。
広報スタッフの松本です。

先日、会社近くで上棟式が開催されるとのことで、カメラスタッフとして参加してまいりました。

マイカメラを首から下げ、現場に到着。
そこには二階建ての立派な木の骨組みが…。

完成した家を見るのも楽しいですが、こうした基礎の仕組みを見るのも圧巻です。
お施主様にも話を聞くと、この頃からさらに楽しみが増すそうです。
すでに仕様打合せ(内装の打合せ)も済ませているので、イメージも湧きやすく、指折り数える日が続くみたいですね。

DSC07612

 

 

 

 

 

 

さて、上棟式ってどういう式なのでしょうか。
日本で建築の新築の際に行われる祭祀で地方によって棟上げ(むねあげ)とか建前(たてまえ)などと呼ばれてます。
その仕様も地域によって様々ですが、主旨は同じで施工後も建物が無事であることを願うものです。

さてさて、式中には大工棟梁や代表者が祝詞(のりと)を読み上げますが
そこで読まれている言葉は聞くだけだと暗号のようです。
実は祭神の名前なのです。

・屋船久久遅命(やふねくくのちのみこと)
日本神話で「ククノチ」というお名前で登場する木の神様です。
イザナギとイザナミの間に産まれた神様とされています。

・屋船豊宇気姫命(やふねとようけひめのみこと)
こちらの神様は「姫」とあるので女神様です。
食物、穀物を司っています。

・手置帆負命(たおきほおいのみこと)と彦狭知命(ひこさしりのみこと)
建築・祭器具製作の神で天照大神が天岩戸に隠れてしまった際、天御量(あめのみはかり)を使って木材を集め、瑞殿(みずのみあらか)を造営したと言われています。

・産土神(うぶのかみ)
その土地の神様のことです。

(参考資料:wikipedia)

こうして神様の由来を知ってみると、なるほどなと思いませんか?
少し親近感が湧くかも…?

日本神話が好きな方は調べてみると楽しいです。
かという私も興味津々で調べました( ´艸`)

家は生涯を守ってくれる建物です。
こうした昔ながらの「祭事」は年々減りつつあり、少し悲しい気持ちになります。
神様を奉るのは日本人の「おくゆかしい」気持ちの現れでしょうか?
とても素敵な祭事だなと思う今日この頃です。

関連記事

ページ上部へ戻る